レスカ・潜入失敗の代償

by  ファンハイ
挿絵 うお
 

ユラユラ銀河帝国にミルクがさらわれた。奪還するようにラムネスに頼むレスカだが、誤解と意地の張り合いからラムネスは動くのを渋る。レスカは見切りをつけ、単身帝国本星に侵入するが、帝国の影の軍団の一人、変化のアップルに自らも捕えられてしまう。



アップル「それで、あなたはどこの誰なの、女スパイさん?……あら、だんまり? それじゃあ仕方ないわね。ボディースーツの中のそのムチムチした身体にたっぷりと聞くしかないわね」
レスカ(拷問? ふん、なんでもやってみな。こっちはドン・ハルマゲのお仕置きで大抵のことには慣れてるんだよ!!)

 闘志を燃やすレスカだが、しかし不安もあった。鎖で上から吊るされているのはいい。良くは無いが、拘束されるのは分かる。分からないのは、レスカが乗せられている物体のことだ。

レスカ(なんだい、これは? 三角木馬、っていうの? でも跨ってるところが丸まってて、ちっとも痛くないじゃないか。痛くないのはありがたいけど、これって拷問用なんだろ? 全然拷問になりそうにないけど。それに、なんか変なイボイボがついてるのも気になるね。まさかと思うけど、これって、エロいことのためのものかい?)

アップル「先に言っておくけど、あなたは情報を全部吐いて、そのイボイボにお股を擦りつけてみっともなく快楽に喘ぐことになるわよ?

レスカ「ふん(やっぱり、そういうことか。舐めるんじゃないよ、私がこんなところで自分でオナニーショーなんかするわけないだろ!!)

アップル「強気な目ね。それがだらしなく歪むのが今から楽しみだわ。ほら、これを見ても平気?


 すると木馬に拘束されているレスカの周囲に、無数の機械の手、マジックハンドが現れた。ワキワキとした、見るだけでくすぐったそうな動きをしている。

レスカ「ちょ、何よ、それは!?」

アップル「これはね、あなたのようなスケベなボディーをした女を徹底的にいじめるためのものなの。どんな生意気な女でも、こうやられると……」
レスカ「っちょ、や、やめ、あは、あはははは!!」

 手がレスカの身体を這いまわる。肌に密着するボディースーツを通して、指先がサワサワとくすぐる感触が分かる。

レスカ「ふ、ふざけないで、あはは!!っつ、あぁ!?」
アップル「あら、笑い声とはちょっと違う声が出たわね?」
レスカ「んん、ち、ちが、んんん!!」
アップル「ふふふ。あんまりくすぐったがって身をよじると、大事なところをイボイボで擦っちゃうわよ」
レスカ「く、んん、くぅ!!(こ、これが狙いなの? なんてくだらないこと……。でも、我慢しないと、確かにアソコが擦れちまう、畜生……!)」
アップル「あら、頑張ってるわね。じゃあ、こんなのはどう?


 するとマジックハンドはワキワキさわさわした動きを止め、指先でツンツンとレスカをつつきだした。

レスカ「ひゃぁぁ!!」

 脇腹にツンツンとした刺激を受ける。

レスカ「くすぐったいぃぃぃ!!」
アップル「ツンツン攻撃の方がきくでしょ? ふふ、そんなにおっぱいをブルブルさせちゃって、エッチねえ。でも大丈夫? そんなに暴れてると」
レスカ「っふ!? う、あぁ!?(だ、だめ、アソコが擦れちゃう!! が、我慢しないと!! で、でも、だめぇぇ!!)」

 ツンツンとしたくすぐったさにはどうしても勝てない。

レスカ「お、お願い、やめてぇ!!」

アップル「じゃあ本当のことを話しなさい」
レスカ「そ、それは、だめぇぇ!! あはははは!! ひゃ、ひゃぁん!?(く、くすぐったいのと気持ちいいのが、もう、二重で、おかしくなるぅぅ!!)」
アップル「まだ頑張るの? じゃあ足の裏も腋の下も徹底的にくすぐってあげるわ」
レスカ「そ、それだめぇぇぇぇ!! きゃあーっはっはっはっは!!??」
アップル「これで気持ちいいの忘れちゃったでしょ? ちょっとくすぐり弱めてあげるわね」
レスカ「きゃはははは!! は、はあ、あは、はあ、あぁん……」
アップル「今度はお股の快感が分かるでしょ? じゃあ、またくすぐり強めるわね」
レスカ「ちょ、っや、いやぁぁぁ!!あーっはっはっは!! し、死んじゃうぅぅぅ!!」
アップル「死なれると困るわね。じゃあまた緩めてっと」
レスカ「あぁぁ、はあぁ、ちょっ、あぁ、だめぇ……」
アップル「馬鹿笑いからイキナリ色っぽい声になったわねえ」

 そんなことを繰り返し、レスカはくすぐったさと羞恥と快感の交互攻撃に翻弄され続け、
体力的、気力的に限界をついに迎えた。

レスカ「わ、わかったわ、ぜ、ぜんぶ、話すからぁ……(ごめんミルク、でも、これ以上は、無理)」

 そうして自分の正体と目的を全て話してしまう。

アップル「カフェオレ王女様が単身乗り込んでくるとはね。しかもシロップ様のお嫁さんを奪おうなんて、とんだ身の程しらずね(まあ、あなたのことなんて最初から知ってたけどね。必死で耐えてたけど、悪いけど無駄だったのよ。でも、もっとすごいのはこれからよ。ふふ、カフェオレ王女は気の強いので有名だけど、どんな顔を見せてくれるのかしら?)

レスカ「お、お願い、話したでしょ? もう許して」
アップル「恐れ多くもシロップ様の婚姻の邪魔をしようとしたんだから、ただで許すのもねえ」
レスカ「こ、これ以上されたら、もう私……」
アップル「安心して。大事な王女様を壊したりはしないわ。それにこんなムチムチした身体、有効利用しないともったいないものね

レスカ「ど、どういう、こと?」
アップル「最初に言った通りよ。イボイボにお股を擦りつけてアヘっちゃうようにしてあげるの」
レスカ「そ、そんなことするわけないだろ!」
アップル「へえ、これでも?

レスカ「っひゃ!? ま、また!? あぁ、あぁ? な、なに、これぇ?」
アップル「くすぐりモードから愛撫モードに変えてあげたのよ。どう? 古今東西の性感テクニックをプログラムした動きは? ほら、背中をさわーっと撫でるだけで全身がぞわぞわしちゃうでしょ?

レスカ「はぁん、だ、だめぇぇ(な、なんで背中撫でられただけで! あぁん、つつーって撫でて、すごい、イヤラシイよぉ……)」
アップル「お尻のほっぺをくるくるーって撫でるのはどう?」
レスカ「あぁぁ、お、お尻、いやぁぁん……(だ、だめ、アソコが熱くて! が、我慢しないと)」
アップル「太もももいいでしょ? もう遠慮しないで快楽に身を任せなさい、カフェオレ王女様」
レスカ「じょ、冗談じゃ、あひ! ないわよぉ!」

 レスカは身体中をいやらしく撫でまわすマジックハンドがもたらすぞくぞくする快感に悶えながらも、歯を食いしばって身体を石にして何とか股間を浅ましく擦りつけることだけは我慢する。

アップル「頑張るわね。じゃあこれは?

レスカ「ううぅ、っく、っひゃぁ!?」

 突然感じた異質な刺激。

レスカ「きゃあっはっは、だめぇ!!」

 すっかり快楽モードになっていたマジックハンドが、レスカの脇腹をツンツンとつつき擽った。性感マッサージで肌が敏感になっていたレスカにこの不意打ちは強烈だった。大口をあけて笑い激しく身をよじってしまう。

 ずり。

レスカ「あぁぁぁ……!!」

 ついに、アソコをイボイボ木馬に擦りつけてしまった。

レスカ「あぁぁ、い、いやぁぁぁ!!」

 泣き出しそうなほど顔を歪める。

アップル「ようやく擦ったわね? 一擦りでも気持ちいいでしょ?」
レスカ「ううぅ、うぅ……!!」

 レスカははあはあと荒く息をしながら、必死になって身体の熱を冷まそうとする。極限まで発情させられた肉体でついに股間を擦ってしまった瞬間、電撃のような快感が全身を襲ったのだ。

レスカ(い、今のやばすぎぃぃ!! が、我慢、ガマンしなきゃぁ!!)

アップル「ふふ、じゃあまたさわさわね」
レスカ「や、ま、待って、あぁぁ、いやぁん!!」
アップル「背中もお耳も、お尻も太ももも二の腕も、絶妙な力加減でフェザータッチしてあげる。どう、もどかしすくて気持ちよくて、頭が溶けそうでしょ?」
レスカ「あぁぁぁ、ひ、いぃぃ……。こ、こんなの、あぁ、い、あぁぁ……」
アップル「さっきあんなに強気に睨みつけてたのに、もうお目目もトロトロね。ほらもう我慢できないでしょ、お股をイボイボで思いっきり擦り上げて、感じちゃいなさい」
レスカ「いや、いやぁ……」
アップル「まだ抵抗するの? じゃあ


 陥落寸前のレスカの背後から、二本のマジックハンドが近づいてきた。

 もにゅぅ。

 ただでさえバスト90近い巨乳は、今や性的興奮によって一回り大きくなってボディースーツをパンパンに膨らませている。風船のようなその爆乳を、マジックハンドは遠慮なく後ろからわしづかみする。

レスカ「!?」

 アソコの次に敏感な性感帯への責めに、悲鳴にならない悲鳴をあげる。マジックハンドは容赦しない。がっしりと掴まれ搾りだされた乳房の先端を、別の手がこちょこちょと指先でくすぐる。

レスカ「ひぃぃぃぃ!!き、きも、ち、いぃぃぃぃ!!」

 がくがくと痙攣しながらのけ反り、腰をグネグネと揺らす。

 ずり、ずり。

 当然、激しく股間を擦りつける羽目になる。

レスカ「あぁぁぁぁぁ!! も、もうだめぇぇぇ!!」

 乳房から訪れた快感と、豆とアソコの入り口から湧きあがる快感。女の身体が感じる最も強い二つの快感が身体の中で合わさり、とうとうレスカのガマンは限界に達した。

レスカ「もうだめ、もうだめぇぇぇ!!」

 自ら腰を前後にグラインドする。

レスカ「き、気持ちイィィぃ!!」

 情けなく涎と鼻水を垂らしながら、腰を振り続ける。
アップル「ようやく素直になったわね。それにしても情けない王女様ね、妹を救いに来たのに、お股をズリズリさせて感じちゃってるんだから」
レスカ「ら、らってぇ、あひぃぃ!? お、おっぱいもぉ!?」
アップル「おっぱいもどこもせーんぶさわさわしてあげるわ。天国でしょ?」
レスカ「き、きぼちぃ、きぼちぃぃよぉぉぉ!! く、クリちゃん馬鹿になってりゅぅ!! ひぃぃ、あ、アソコが、擦れてぇぇぇ、いいぃぃ!! お、お汁、でちゃうぅぅぅ!!

アップル「あーあ、もう聞こえてない? まあいいわ、はしたなくイッてしまいなさい。何もかも忘れるためにね」
レスカ「い、い、イグうぅぅぅぅ!!!」

 ドクドクと大量の愛液を滴らせ、全身から牝のフェロモンたっぷりの汗をふりまきながら、アララ王国第一王女は敵の目の前で絶頂に達した。

レスカ「お、おぉぉぉ……(す、すご、何も、もう……)」

 白目をむきかけた目で、鼻水を垂れ流しながらおっぴろげた鼻の穴をひくつかせ、涎塗れの口で声にならない絶頂の余韻の唸り声を搾り出す。

アップル「いいイキっぷりだったわね。でもまだまだその身体に我が帝国の素晴らしさを教え込まないといけないわ

レスカ「ま、まだ、ってぇぇ!? あぁぁぁ、ぶ、ブルブル、するぅぅ!? ひ、ぃぃ!?」

 ブイィィン……。

 レスカの座る木馬は自ら振動を始めた。当然、性感マジックハンドも休むことなく動いている。

レスカ「こ、これ、ひんじゃうぅぅ!!」
アップル「大丈夫、気持ちよくて死んだ女はいないわ。これから身体中の体液を搾り出すまで、ここでイカされ続けるのよ
レスカ「い、いやぁぁ、たしゅけ、あぁぁぁ、またイクうぅぅぅ!!!」


数日後。レスカからの音信が途絶えたことを心配していたラムネスの下に小包が届いた。開けて一番上に入っていたのは、真空パックにされた女物のパンティーだった。いかにも高そうな、紫のセクシーなものだが、しかし股間部分を中心にねっとりとした液体でグシュグシュに濡れていた。唖然とするラムネスが、その下に見付けたのは写真だった。一瞬理解できなかったが、木馬の上に跨ったレスカが全身をマジックハンドにいじられ、目をとろかせて鼻水と涎を垂れ流している姿だった。あの強いレスカを知っているラムネスは信じられなかったが、間違いなくそれは快感の表情だった。
それから断続的に、レスカのものと思われるグショグショになった下着と、彼女のあられもない姿が写った写真が送られてきた。一体レスカ達に何が起こったのか。やきもきするラムネスの下に、今までとは違ったものが届いた。招待状。120代皇帝スィート・フォン・シロップとアララ王国第三王女アララ・ミルクの婚姻式典が近日中に行われることが書かれていた。
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