「公臭電話」

Trrrr.......。ガチャッ。

「もしもし・・・あたしです」

「やあ、言われたとうりにしてきたかい」

「・・・・お願い、あの写真返して」

「ちゃんと言われたとうりにしてきたかってきいてるんだけど」

「して・・・きました」

「いい娘だね、じゃあそのままスカートまくって、お尻見せて」

「そんな、やだっ、ここ公衆電話よ」

「見・せ・て」

「も・・もう、許してよ・・・」

「じゃあ、この写真を彼氏に・・・」

「そ・・それだけは・・・・。分かりました、やります」

「そうそう、ホラ、パンツも脱がなきゃ」

「は、恥ずかしいよう・・・・あッ・・・」

「どうしたの?」

「お・・お腹が・・・」

「お腹がどうしたって?」

「・・・痛いんです」

「だから、どうしったて?」

「・・・・・あううっ、ウンチがでちゃうよお・・・」

「ふうん」

「あ・・あの、トイレにいってきてもいいですか」

「そこですれば?」

「そ、そんなッ、あ・・貴方が浣腸して来いって・・・」

「フフ・・こちらは最初から君に、惨めにそこで排泄してもらうつもりだったよ」

「ひ・・非道い・・・・あ、も・・・もうだめ・・・我慢が・・・・で、でちゃう・・・」

 狭い個室内に、少女の悲痛なすすり泣きと何か湿った物が落下する音が響き、異臭がたちこめた。その哀れな姿を、遥か遠距離から600ミリの超望遠レンズが見つめていた。
そして、レンズの後ろで静かにシャッターが切られた。

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